2009年05月06日

全日本関東大会(予選当日編)

SA3A0446001.jpg

もうGWも終わろうとしていますが、
漸く予選です。
やっと少し腰をすえて書く心の余裕ができました。

さて写真は成田です。
去年あたり雷にやられて折れた木なんですが、月日と言うのは大したもので、気がつくとつるに被われちゃいましたね。
そしてまた雷シーズンが来ちゃいます。
今年は幾つ折れるのだろうか?

成田では全日本を反省し、スタート練習をやりました。
ゲートを引きずってペグで固定してね。

大変有意義でした。
でもタペット音が大きくなった気がします
(気のせい?・・・にしたい・・・)。


それでは予選当日編です。

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朝5時半。起床する。
となりのコータパパは既に起きている。

朝からタイヤが気になる。
前日までの雨、新たに入れられたウッドチップ。
間違いなくコンディションはソフトだろう。
それでも予選になればリズムセクションはハードとなりその他はミディアムからソフトになるのも間違いないとも思う。
マシンには予選には丁度良さそうなミディアムが既に付いていた。
でも私はタイヤの入れ換えを考えた。

『abikoさん、タイヤじゃねぇよ』

と諸先輩方は言うが、チョイスできるのであれば可能な策はこうじたい。
それに多少減っていたとしてもソフトにはソフト、ミディアムにはミディアム、ハードにはハードと、路面に合ったタイヤをはいた方が良いと自分自身の経験もある。
だから、出来るだけ練習を気分良く走ってもらいたいからもありソフトへの交換を考えたのだ。

そんな事を考えつつコースを見に行く。

6時少し前だったが、もちろんコースには下見するライダー、メカニックがいた。
コースは窪みなど水の溜まりやすい所がぬかるんでいたが、敷き詰められたウッドチップとともに総じてキレイにならされていた。
ベストコンディションと言って良いだろう。
でも明らかにソフトだ。
木の匂いが水分の蒸発もあって強く感じられる。

兄さんを起こし、コース下見と朝飯を促し自分は車検に向けた整備を行う。

ライダーとピットクルーの受付を行う。
車検は問題なくパス。
その後、コースを見た兄さんと相談し、リアタイヤをソフト寄りのものに入れ換える。

トランスポンダを付け、練習走行に向かう。
全日本の練習走行の最初の数分はスタート練習となっている。
関東選ではないこのパターンだが、全国大会ではこの方式だった。

このスタート練習はいつもボルテージが上がる。

マシンがスタートエリアに集合する。
旗がふられ、スタート練習が開始される。
静寂が切り裂かれる。
エンジンは唸り、50台以上のマシンが繰り返しウッドチップ混じりの土を巻き上げる。
それを浴びながらメカニックがイン、アウト、中央と1コーナーへの入りのバリエーションを考え誘導する。
浴びた土を気にする奴などいない。
その間、絶え間なくエンジンは唸りを上げ、土が舞いそして降り続く。
やがてグリーンフラッグがでてコース周回が始まる。
その間、音は唸り土は舞い続ける。
トランスポンダにて即時にタイムが放送される。

兄さんのタイムは1:43くらいで終了となる。

ひと段落。

洗車し、今一度兄さんと確認しリアタイヤをミディアムに換える。フロントは元々ミディアムのままなので入れ換えなし。

慎重にゴーグルを準備する。
サスのダンパーはいじらない。
気温が上がったのでパイロットスクリューを調整する。
その他各部の緩みを確認しつつ定常整備を行う。
必要以上に緊張する。


IB2予選。
84台出走で3組。
我々はA組。一番最初だ。
ランキングされていない兄さんのグリッド順番は後ろの方で21番目だ。
しかしいざグリッドに付くだんになるとインもアウトもセンターと満遍なく空きがあった。
兄さんはセンターにマシンを入れた。
やや湿っているのが気になる。
(しかしそれは正に後の祭りだった。)
路面を整えで足台を起き、やがてメカニックを出す笛がなる。
エンジンスタート。
レブ音混じりの4ストスナップ音がスタートラインに充満する。

15秒前、そして5秒前となり一定のエンジン音となる。
ゲートが落ちルーストは舞い、そして兄さんは空回り・・・

そう、兄さんはやや湿る路面にシッカリとアクセルを開けたわけだ。
前に進む筈がない。
最後尾で1コーナーに入る。

因みに隣のグリッドも似たような湿り具合だったが見事先頭集団に付けている。
そう、問題はテクニックと言うわけです。
しかしそんな兄さん、バタつく1コーナーで5、6台パスしてこれまた団子の2コーナーへ。
しかし・・・出てこない。
また振り出しのビリからやり直し。
でも兄さんの抜きっぷりは悪くなく、こりゃラッキーとアンラッキーがコラボレートすれば超ラッキーか?と思ってみていると、また姿が見えなくなりました。
でも結果は25台中17位。
もちろん予選は通りません。
タイムは1:41。


これじゃあせっかくややクールに書いて来たのに文章だって乱れます。

ちなみにとうの兄さんは

『なにがなんだかわからんかった』

と言うややパニック状況だったらしいです。


さて、実はこの後が恥ずかしかった。
久しぶりに不甲斐ない兄さんにぶちまけてしまったのですよ。
路面状況を全く考慮しないグリッド選び、そしてアクセルワークを罵りましたよ。
でもね、程なく我に帰りました。
先ずは一方的な私の罵りを兄さんに謝った。
そして私は兄さんに言った。

『これが我々の実力だ』

う〜ん、かっこいいかも知れない?
いや、情けない??んだろうね。
でも認める事は大切だ!

どうにか平常心を取り戻した私は、ご近所に『お騒がせしました』と誤り、自分でも驚く切り替わりでポジティブモードになったのでした。


さて、今のレースで確認した幾つかの問題点、直ぐに治すのは無理だ。
しかし多少なりとも改善はできるはずだ。

我々は問題の把握と対策について話しあった。
もう我々には後がないのだ。
我々はチャレンジはなしとし、スタートミスを防ぐ方向で整理を行った。
転倒した事については、兄さんに任せた。
彼は彼なりに考えているようなのだ。
サインの内容も心理状態を想定し確認しあった。
いつもはテンションを押さえるサインばかりだけど、兄さんの提案で『行け!』が加わった。それは前に行くしかない事を意味した。

そしてサインはそればかりとなった・・・


IBOP予選。
私はなんとなく同じ組に今度はケイくんはいないと思っていた。
しかしスタート裏に行くと程なくケイくんがやってきた。

『あれ?A組だっけ?』
と私。

『ランキング1位だからA組だよ』
とケイくん。

ランキング順にAから振られるのね。
成る程。
とことん全日本ビギナーな自分をまた再確認する。
そうなんです。
ピットでの振る舞いにしても何時何をしていいのかが判らず、いちいち聞いて回った。
心配だから同じ事を幾人にも聞いたりした(うざくて申し訳なかったです^^)。

さてゲートイン。
またもや色々とグリッドは空いていたが、兄さんはまたもやセンターにマシンを入れた。
今の兄さんのスタート品質じゃあ、失敗してもスペースを取り戻しやすいどアウトなんかが良いんじゃない?と思っていたが口は挟まなかった。
チャレンジは無しとしたものの、恐らくはラッキーな一攫千金を狙っていたのだろうと思う。

エンジンスタート。
再びレブ音混じりの4ストスナップ音が充満する。

15秒前、そして5秒前・・
となり一定のエンジン音となる。
ゲートが落ちルーストは舞い、そして兄さんは空回り・・・はしなかったが、中盤と言うよりは終盤で1コーナーに入る。

1周目、2周目と兄さんは的確に前を抜いた。3周目の終わり、恐らくピッタリ10位くらいで兄さんは戻ってきた。
ここまでサインは『行け』だけだった。
最終ラップ、サインはまた『行け』となった。
ピットクルーはもう祈るしかない。
結果兄さんは更に数人抜いて7位で予選を終えたのでした。
タイムは1:40。

予選のタイムだけならABC合わせてもトップ10には入っていたんじゃないかな。

ところでタイムタイムと書いて大変女々しいとお思いでしょう。
でもね女々しいんですよ。
スタートで前にさえ出られれば、速いペースの中に身をおく事になりタイムは上がりポジションも安定するのだろうけど、兄さんも含めバタバタしているグループの中ではなかなかペースは上がらない。

足の引っ張りあいなんですよ。
みんなそこから抜け出したいし、抜け出せばタイムを2、3秒縮める実力をもっているのに。
実際兄さんの関東選ベストは1:37。
そんなライダーがタイムを見る限り20人くらいいるのだ。
ギャラリーとして見れたら、どんなに楽しいだろうと思うんです。


とにもかくにも予選通過はホッとした。
でもあまりの綱渡り加減にはうんざりした。
悪い意味の実力が証明された。
反面可能性が見えた。
もっとちゃんと考えて、きちんと方向性を持った努力が必要なのは明確だった。

スタートの技術。
路面に対する技術。
体力。
それを支える経験と自信。

でもね、安堵と落胆が混在した不思議な心理状態のなか、きっと顔はニヤケテいたに違いないです。


その後ですが、少しノンビリし、洗車、フィルター交換、各種整備を行い、お風呂行って弁当買って漸く落ち着く。
でもパドックに戻った時間は8時近かった。
開平橋の下はトランスポーターとテントで埋め尽くされ、そこここから
淡い光が漏れていた。
平和な風景。


兄さんとコータくんのライダー二人は飯を食って何故か麻雀話で盛上り9時過ぎに就寝。
おやじ達は暫く喋り続ける。
程なくどこの酔っ払いがやって来たのかと思ったら、それはIA池谷パパだった。

池谷パパに限らず、モトクロス界を取り巻く、いや下支えすると言って言いかな、現実としての苦労を聞いた。
話しは11時過ぎまで続き、お酒も切れ寒さも身にしみて来たので寝ましょうか、となったのでした。

発電機の音が静かに鳴り響くなか、小便して就寝。


つづく
posted by とっちゃん at 13:48| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | MotoCross | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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