2009年10月11日

モトクロス

20080810hiroshima03.gif


土曜日も終わり今は日曜日の0:10。
広島県世羅町では全日本当日だ。

まだ発電機が回っているのだろうか?
明かりに照らし出されて、お酒がとまらない。
話が止まらない。
テンションがあがる。
トイレにいく。飲みすぎだ。

天気予報に見る広島の今は晴れだ。
星は出ているのだろうか?
月は出ているのだろうか?

トイレの帰りに見る星や月、
遠くに聞こえる話し声や発電機の音、
日々の生活とは全く異なるものに包み込まれる。
味わったものにしかわからない静かな興奮。

世羅町にあるこのコースの夜明けは幻想的だ。
コントロールラインからコースやパドックを見下ろす。
トラックテント。その中にマシンが眠る。
その先には山のつながりしか見えない。

朝霧に包まれた朝焼けが終わると、人々が動きだす。
発電機が回り始める。
気の早い暖気。整備の残り。
コースの下見に向かうライダーにメカニック。
ギャップのでき方を予測しセッティングを想像する。
レースはもう始まっている。
かけた時間はボディーブローのように結果に現れる。

気がつくと早朝の気配は消え、発電機の音、コンプレッサーの音、工具が当たりあう金属音、タイヤを捲る音、そしてエキゾーストノートで充満し始めている。そしてオイルの焼けるにおい。

前夜感じた静かな興奮が、具体性を帯びてくる。
あせってはいけない。でも時間を無駄にしてはいけない。
必要な作業を無駄なくしなくてはいけない。
スケジュールを確認し、次の作業を頭の中で組み立てる。

やがて練習走行が始まる。
ライダーとメカニックがコースへ向かう。
練習はスタートからだ。
いきなり大音量が響き渡る。
スタートを繰り返すライダー。
場所を指示するメカニック。
スタート地点はルーストがシャワーの様に飛び続け、メカニックはそのルーストを浴びながら淡々と役目を果たしていく。
朝一番のルーストは湿り気が強く、そして痛い。
でも誰もそんなことは気にしない。
そんなことはわかっている事だし重要な事じゃない。
重要なのはライダーが確実にスタート練習を行うことだ。

そんな興奮の時間が後数時間で始まるのだ。

初めて全日本を見に行くのなら、そして気になるライダーがいるのなら、レース当日の全てを見て上げて欲しい。
レースだけじゃなく、その前後も見て欲しい。
コースを下見する彼らを。
マシンを整備する彼らを。
淡々と練習を消化する彼らを。
自分をコントロールすることに勤める彼らを。

モトクロスはそれらを間近で見ることのできる、数少ないモータースポーツだ。

もしも彼らが見せる喜びや落胆の理由が見えたなら、
きっともっともっと知りたくなるかも知れない。



さあ、あと数時間で夜が明ける・・・
posted by とっちゃん at 01:05| 茨城 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | MotoCross | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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